■ BEACH BOYS CONCERT ■  
 

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ビーチ・ボーイズが1964年に発表した初のライヴ・アルバムにして初の全米アルバム・チャートNO.1にもなったアルバム。
当時すでに売れっ子だった彼等もビートルズ同様にコンサート・ツアーに明け暮れる日々が続いていましたが、
その当時のコンサートの貴重な記録とも言えるアルバムです。

録音されたのは'64年8月1日のカリフォルニア、サクラメント。ここには昔からの彼等のファンが多いことで有名でした。
全13曲中8曲がカバー曲で、このライヴ盤でしか聴けない曲が7曲収録されており、有名曲ではブライアンと交流が深かった
ジャン&ディーンのヒット曲「パサディナのおばあちゃん」、フォー・フレッシュメンのカバー曲「Graduation Day」、
チャック・ベリーの「Johnny B. Good」などを演奏しています。

キャーキャーいうファンの嬌声に包まれながらのコンサートは、その楽しい雰囲気と熱気が伝わって来ますが、
このライヴ、実はストーンズの「GOT LIVE IF YOU WANT IT」のように、あとからオーヴァー・ダビングが行なわれていたり、
スタジオ録音曲に歓声を被せただけの疑似ライヴも含まれています。

また、ブライアンはこの頃キャピトルから強いられた1年に3枚のアルバムと4枚のシングルを作れというノルマが負担となって
大きくのしかかっていた時期で、今までそれを何とか守ってきてはいたものの、そんな中でのコンサート活動が次第に苦痛になっていき、
この頃に覚えたドラッグによってそのフラストレーションから逃れていたのでした。
しかし、そんな'64年の年末のツアーの最中にブライアンはついにパラノイア状態に襲われ、これをきっかけに翌年からの
コンサートのリタイアを宣言し、これ以降スタジオにこもってレコーディング活動に専念することとなるのでした。
コンサートが負担になって作曲活動が思うように出来ない→苦痛になりコンサートからリタイヤ→音楽活動の場がスタジオに、
という流れは、くしくもビートルズとよく似ていますね。

ブライアンがこれ以後人前でコンサートを行なうのは'75年頃までなくなりますが、ブライアン抜きでのコンサート活動はずっと続き、
ベーシストにグレン・キャンベルがごく一時期参加した後、その後のビーチ・ボーイズには不可欠な存在となるブルース・ジョンストンが
加入し、コンサートをこなしていきます。
'70年代においてはヒット作はあまり出なかった反面、ライヴ・バンドとしては常に絶大な観客動員数を誇るバンドとなっていました。



【 US mono盤 】

レコード盤号 Capitol TAO-2198 mono盤(stereo盤はSTAO-2198) 1964年10月19日発売。 mono盤ですが、ミックスにstereo盤との相違点は特に見受けられません。 1曲目の「Fun, Fun, Fun」は、この時のあまりに凄まじい歓声に演奏がかき消されてしまい、うまく録音されていなかったために レコードと同じ音源をあとから被せて補正したもの。テンポを合わせるためにピッチが早くなっています。 スタジオ音源からキーボードの音を抜き、カールのリード・ギターもあとからダビングされました。 「I Get Around」も同様の理由により、通常のスタジオ・ヴァ−ジョンに歓声を重ねたものに差し換えられていますが、 こちらも微妙にミックスを変えてあるため不自然さはさほどないものの、リード・ギターが入っていません。 この2曲は当時の大ヒット曲でしたから、観客が異様に盛り上がるのも無理はなかったようです。 ジャケット写真の当時トレード・マークのようにメンバー全員が着ていた縦のストライプの半袖シャツは、 日本のグループ・サウンズ、ワイルド・ワンズがマネして着てました。



ジャケットは豪華4ページ写真付き見開きジャケで、上の写真のようになっています。 UK盤や'70年代後期に発売されたUSの再発盤、国内盤は見開きジャケットにはなっておらず、これらの写真は まるまるカットされています。

Capitolのアド・スリーヴ付きですが、"CAPITOL '66"とあるように、'66年にプレスされた盤のようです。

レーベルはオリジナルのレインボー・レーベル。 マトリクスは機械打ちで、A面がT1-2198-P15、B面はT2-2198-P9で、 両面に"0"のような刻印があるので、ジャクソンヴィル工場プレスです。

【 国内盤 】

東芝音楽工業 CP-7176 stereo盤 \1,800 1964年11月発売。 発売当時のもので、ジャケットはコーティングされた見開きのペラ・ジャケ。


2ページ目、3ページ目の写真はUS盤と同じなので割愛しました。写真自体は同じものが使われていますが、 レイアウトが若干異なり、US盤ではいちばん後ろのページに使われている写真はいちばん最初のページの上の部分に 小さくなって載っており、この部分に曲目と高崎一郎氏のライナーが載っています。

インナー・スリーブはお馴染みの東芝のアド・スリーヴ。 盤もお馴染み、エバー・クリーンの赤盤です。 レーベルはレイアウトがUS盤とは異なるキャピトル・レ−ベル。

【 US盤CD 】
'90年に初CD化された際のUS盤CDで、'68年のライヴ「LIVE IN LONDON」とのカップリングの2 in 1 CD。 ボーナス・トラックとして、それぞれのコンサートでの未発表音源が1曲ずつ収録されています。

「LIVE IN LONDON」のオランダ盤ジャケットになっているブックレットの裏。右はブックレット裏表紙のUS盤のジャケット。 レーベル・デザインはウズマキ・キャピトル。

レーベル・デザインはウズマキ・キャピトル。 そのとなりはCDが入っていたUS盤CDならではのト−ル・ボックスの裏表。

【 国内紙ジャケCD 】 '98年に限定発売された紙ジャケ仕様CD。 もちろん、ちゃんとオリジナルどおりに見開きジャケットも再現。 再現度は高い方で、わりといい出来です。





レーベルもレインボー・キャピトル。ボー・トラはなし。
音源は上の'90年のリマスター音源が使われていますが、
2000年に新たにリマスターし直され、全タイトルが再発されています。




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