THE BEATLES ( WHITE ALBUM ) 
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09/08/19

1968年にアップル・コープスのレコード部門として発足したレーベル、Apple。 このレーベルからの記念すべき第1弾がシングルの「Hey Jude」でしたが、この曲を含む約4ヶ月半に及ぶレコーディング・セッションで 生まれたアルバムがこの「THE BEATLES」。 唯一の2枚組で、ジャケットに"THE BEATLES"の文字とシリアル・ナンバーがあるだけであとは真っ白なジャケットであることから いつからか"WHITE ALBUM"と呼ばれるようになり、今ではすっかりその通称で親しまれているアルバムです。 斬新なアイデアや革命的なレコーディング技術を駆使して'67年に発表した「SGT. PEPPERS」で創造性や創作意欲の面でひとつのピークを迎えた ビートルズでしたが、そのあと第5のメンバーと呼ばれたマネージャーのブライアン・エプスタインを不慮の死により失います。 これによりメンバーを統率する人物がいなくなったためにしだいに4人の結束が乱れ、それぞれの個人行動が目立つようになってきます。 ブライアン亡き後ビートルズは「MAGICAL MYSTERY TOUR」の映画とそのサントラ制作を経て、翌'68年に新たなアルバムのレコーディングに取りかかります。 4人の関係がさらにバラバラになっていた中で行なわれたこのアルバムのレコーディングは曲によってはメンバー単独で行なわれ、ジョン、ポール、ジョージの3人が それぞれ3つのスタジオにこもって同時に別々なレコーディングを行なっていたくらいに好き勝手にやっていたと言われています。 3人のレコーディング中全くお呼びがかからず萱の外といった状態に置かれたリンゴはついにキレて、一時現場を放棄するという事件も起こりました。 このような状況にジョージ・マ−ティンも半ば呆れたと同時にプロデューサーとしてすることがなくなり、レコーディングの最中にも関わらず休暇を取って あとをアシスタントのクリス・トーマスに任せしばらく現場を離れてしまいます。こんな具合に全く統制が取れていない状況下でレコーディングが続けられました。 そんな状況が反映したこのアルバムは発売当時からしばらくの間は「内容が散漫で焦点が絞り込まれていない」などと言われ、決して評価は高くありませんでした。 確かにこのアルバムには「SGT. PEPPERS」のようなコンセプトがあるわけでもなく、それどころか殆ど統一感がないので、まるでオムニバス・アルバムのような印象を受けます。 しかし今日では2枚組のヴォリュ−ムということもさることながら、8chレコーダーを導入したレコーディング技術の進歩によるサウンドの進化あるいは深化や 各楽曲の圧倒的なクオリティの高さなどが改めて評価されるようになり、今では大変に人気も評価も高いアルバムとなりました。 確かに統一感には欠けるアルバムながら、楽曲単位で見ると名曲がギッシリと詰まっていて、かく言う私も昔から大好きなアルバムです。 【 UK 再発mono 盤 】
UK Apple PMC-7067~8 mono 1981年11月頃?発売。 私はオリジナルのmono盤は未所有で、これは'81年に再発されたUK mono盤。ジャケのタイトルはエンボス加工されていますが、シリアル・ナンバーはなし。 ラミネート・コーティングもされていません。レコードの出し入れも横からのタイプです。 見開き部分も表から張り合わせた作り。もちろん中もコーティングはありません。 インナー・スリーヴはプレーン・タイプで、"PATENT Nos.~"と"MADE IN GREAT BRITAIN"などと文字が書かれたもの。 ポスターと4人のポートレイトはオリジナルと同じです。
SIDE 1、SIDE 2のレーベル。再発なのでレーベルはライト・グリーン・アップルで、オリジナルにはない"MONO"の表記がレコード盤号の上にあります。 マトはSIDE 1~4の順に「-2」「-2」「-4」「-2」。 音質は再発盤ながらなかなかよく、高音域、低音域ともに量感タップリ。中古じゃないのでノイズ皆無でmonoが聴けるのがグ−^^。 mono盤が注目され出した'80年代中期あたりからこのアルバムはstereoヴァ−ジョンとミックスが異なる曲がたくさんあったために話題を呼び、 それ以来mono盤の中ではかなりの人気盤となっています。 【 UK stereo 盤 】
UK Apple PCS-7067~8 stereo 1968年11月22日発売。 ラミネート・コーティングあり、シリアル・ナンバーありのオリジナル。ナンバーは"No. 0458659"。 トップ・オープンで、左右が折り返しになっています。 ポスター、ポートレイトももちろんあります。 スリーヴはオリジナルのブラック・スリーヴ。
レーベルはダーク・グリーンAppleで、"Sold in U.K.~"のリマークがありますが、"An E.M.I. Recording"の表記もあるので、これは'69年頃のセカンド・プレス。 SIDE 3にだけレーベルのスピンドル穴の両脇に"KT"の刻印がありますが、これはセカンド・プレスではレアみたいです。 マト枝番はSIDE 1~4の順に「-1」「-1」「-2」「-1」、マザー/スタンパーの記号は3/TT、4/HR、1/TT、1/GP。 音質はさすがUK盤という迫力のしっかりした音です。 【 US Capitol 限定カラー盤 】
US Capitol SEBX-11841 stereo 1978年9月頃にUSで発売された限定ホワイト・カラー盤。これと同時に赤盤、青盤のカラー盤と「SGT. PEPEERS」のピクチャー盤も 発売されています。このうち「WHITE ALBUM」を除く3組のアルバムは国内盤も発売されました。 ジャケのタイトルはエンボスではなく、グレーの文字で印刷されています。シリアル・ナンバーはなし。 見開き部分は端の方にCapitolのロゴなどがある以外、基本的にUK盤と同じ。 これがそのロゴ。 ポスター、ポートレイトはもちろん付いていますが、ポートレイトの色がちょっと赤味がかっている感じ。
スリーヴはプレーンなもので、レコード盤はご覧のとおりのホワイト・ヴィニ−ル。音質も悪くないです。 レーベルはパープルCapitol。'75年に一旦Appleが解散したのに伴い、各国でそれ以降発売されたアルバムにはAppleレーベルが使われなくなりましたが、 USでは'76年頃からレーベルがCapitolに再度切り替わったため、このアルバムにはAppleレーベルが使用されていません。 これと同時発売のカラー盤の赤盤・青盤も同じくCapitolレーベルで再発されました。 【 国内盤 】
東芝音楽工業 Apple AP-8570~71 stereo '69/1/21発売。¥4,000 残念ながらオビなし。 初期プレスの国内盤のみの背表紙が広いタイプ。大体1cmあります。シリアル・ナンバーは"No. 050510"。 ちなみにこのレコード、私のブログに度々登場する値付けがデタラメな中古屋さんで5年ほど前にタッタの500円でゲットしたもの。 そのわりにジャケ裏にややシミがある以外、盤はキズ・ノイズは一切なくピカピカ、スリーヴやポスターなどもピンとしたキレイな状態でした。 見開き部分は基本的にUK盤と同じ。 ポスター&ポ−トレイト付きですが、国内盤のポートレイトはUK盤やUS盤に比べて余白部分が広くなっています。
ブラック・スリーヴで、盤はお馴染みの赤盤。
国内盤のAppleレーベルも初期はダーク・グリーンApple。 「日本盤60年代ロックLP図鑑 洋楽編」による判別法では、このアルバムがプレスされたのは発売日と同じ'69年1月で、初回プレスのようです。 音質はUK盤に比べ多少ハイ上がりで低域不足気味の国内盤にありがちな音ですが、鮮度は高く決して悪くはないです。 【 UK盤初回プレスCD 】
'87年に初CD化された時のUK盤CD。初回のみシリアル・ナンバー入りで、これは"No. 25902"。 UK盤に限らず国内盤やUS盤など、各国で初回のみシリアル・ナンバーが振ってあった模様です。
レーベルはご覧のとおりの白バック。CD番号などが書いている枠内に"Made in ○○○"といった生産国の表記がありません。 UK盤とはいえ、こういったものは殆どの場合日本でプレスされたものです。これは当時まだCDのプレス工場が少なく、CD先進国のドイツや日本が請け負って行なわれていたため。 他に「LET IT BE」のUK盤初期プレスにも表記がありません。 【 UK盤限定紙ジャケCD 】
'98年11月23日に発売30周年を記念して限定発売された紙ジャケ仕様CDで、UK盤に日本語解説を付けた輸入国内仕様盤。 出来は上々ですが、ジャケがコーティングされていないのが残念。これのシリアル・ナンバーは"No. 0076506" PPケースに入っており、オビを兼ねた台紙、日本語解説・歌詞対訳が載っているブックレット付き。 見開き部分はちゃんと両端が折り返しでトップ・オープンと、再現度が高い。 ブラック・スリーヴを再現したインナーにはレーベルが印刷され、CD本体も1枚目が表Apple、2枚目のディスクが輪切りAppleになっています。 ポスターとポートレイトの再現度も申し分なし。09・09・09発売のmono盤紙ジャケの更なる再現度にも期待したいものです。 【 関連シングル 】 【 Back In The USSR / Twist And Shout 】
UK Parlophone R-6016 stereo '82年に発売されたシングル・ボックスに収納されていた再発シングル。 これより先の'76年に出た「WHITE ALBUM」の4人のポートレイト写真をあしらったジャケのものがオリジナル。 レーベルはParlophone。 【 Ob-la-di, Ob-la-da / Julia 】
US Capitol 4347 stereo '82,3年にUSだけで出たシングル。「WHITE ALBUM」のジャケに倣った作りで、シリアル・ナンバーまで振ってある。 ちなみにナンバーは"No. 430868" レーベルの写真。レインボーCapitolが使われています。




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